ゲーム開発・制作現場での3Dコンテンツ
3Dのゲーム制作は、考えなきゃいけないことがたくさんあります。例えば、カメラをどういうふうに扱うか、撮影方法一つを取っても、分厚い本1冊分の指南書があるくらいなんですが、最近のゲームタイトルは3Dが多いので、制作サイドも何となくで作り始めてしまっています。
例えば、マップの端に寄ったときにカメラがどういうふうに動くと、ちゃんと阻害しないで見れるのかとか、実際は細かい作業の積み重ねです。ある程度サポートするようなものはあるんですけれど、それは、カメラ1個あれば誰でも映画を撮れるだと言っているのと同じで、とりあえず、ビデオカメラの購入は費用を払えば誰でも可能です。そして、そのカメラを使って何かを撮れば、その映像にはなるのですが、それがちゃんとした映画になるかというと、また別の話となります。それがいわゆるコンテンツであって、それをちゃんと作る能力というのが、現在、一番だと思います。
もちろん、これは今に限った話では無く、これまでも大事ではあったのですが、技術進歩によって障壁が取り払われ、誰しもが購入可能な安価なハンディカメラでもHDで撮れてしまい、それがそのまま誰でも映画を撮れるよねということになっているのが現状です。技術面だけではなく、ゲームの世界でも確実に同様のことが起こっています。